配合馬体診断
やや胴の詰まった体型など、フォーティナイナー系の特徴が出ている印象を受けるが、歩様などを確認すると、むしろ胴に伸びを感じさせる。父系だけでなく、距離に融通性がある母系の特徴も感じられる。一方、父フォーティナイナー系×母の父ミスタープロスペクター系の配合にはJBCスプリントの優勝馬コーリンベリー、ジャパンCダート2着馬グロリアスノア、根岸Sの優勝馬カフジテイクなど、ダート重賞ウイナーが多数。抜群のスピード能力に加え、地方の深いダートにも対応できるパワーの持ち主が揃っている。 |
DAM 母:マイディアガビー
四代母の娘に二冠牝馬テスコガビーがいるなど、長年に亘り、日本競馬界に貢献してきた由緒ある母系である。母マイディアガビーもその一翼を担い、これまでに7頭の勝ち馬を輩出。園田チャレンジCの優勝馬キューティガビーをはじめ、菊花賞5着のラニカイツヨシなど、JRA、地方を合わせた産駒の勝利数は32勝にもなる。また、伯父に南関東・戸塚記念の優勝馬ロングウェーブ、近親に道営馬ながら函館2歳Sに優勝したエンゼルカロなど、母系に地方の活躍馬が多い点も見逃せない。 |