配合馬体診断
母の父シンボリクリスエスは近年、ブルードメアサイアーとしても存在感を発揮し始めており、2016年9月25日現在、4頭のJRA重賞ウイナーを輩出している。注目すべきはこの4頭の父馬で、いずれもサンデーサイレンス系の種牡馬が配合されていた。同系の新種牡馬エスポワールシチーが父である本馬にとって、これは嬉しい傾向である。そんな好配合が反映されたのか、本馬は幅があり、がっしりとした筋肉質の好馬体が印象的。いかにもパワーを秘めている雰囲気があり、砂の深くパワーが要求される地方競馬のダートは、間違いなく最適なコースと言えるだろう。 |
DAM 母:レジリアンス
母は競走馬としては未勝利で終わったが、フリゼットSなど米重賞6勝(うちG1が2勝)の名牝エデュケイティドリスクが曽祖母にいるなど、北米のダートを中心に活躍馬を輩出している優秀な母系背景が形成されており、繁殖牝馬として大きな可能性を秘めている。また近年、ケイアイチョウサン(ラジオNIKKEI賞)、ベルラップ(京都2歳S)、シングウィズジョイ(フローラS)、オジュウチョウサン(中山グランドジャンプ)など、“母の父シンボリクリスエス”の活躍馬が少なくないことも、母にとっては大きなセールスポイントのひとつと言えそうだ。 |